内視鏡検査とは

内視鏡検査とは、先端に小型カメラ(CCD)を内蔵した細長い管(ファイバースコープ)を口あるいは肛門より挿入して食道、胃、十二指腸や大腸の粘膜を観察します。また、ファイバースコープの先端部から器具を用いて検査や治療をおこなうこともできます。

当院では、内視鏡手技を積極的におこなっており、年間2000件を越える検査・治療をおこなっています。緊急等の場合では、来院当日でも検査を施行できる体制をとっています。

内視鏡検査数グラフ
※グラフの件数は治療件数を含んでいません

検査の流れについて

通常は、検査日の予約が必要です。当院では、月曜日から土曜日まで(祝日を除く)検査をおこなっています。診察の上、検査が必要となった場合には検査日を予約していただきます。また、検査は内視鏡の種類によって前処置の方法が異なります。お間違えのないように指示をご確認下さい。

検査を受ける前の注意事項

  • 歯の治療などの局所麻酔薬で具合の悪くなった方
  • 血を止まりにくくする薬を飲んでいる方
  • 緑内障の方
  • 前立腺肥大のある方
  • 糖尿病である方
  • 心臓の病気がある方
  • 睡眠薬、精神安定剤を服用している方
  • 脳卒中を起こしたことのある方

服用している薬の中止や、検査当日の内服方法については担当医から指示を受けて下さい。

上部消化管内視鏡検査

食道や、胃、十二指腸の検査をおこないます。
この検査は、口または鼻からファイバースコープを挿入して病気を診断する検査です。

口からの検査では、ファイバースコープが通過する(嚥下に伴う)際におこる反射を抑えるため喉に局所麻酔をしますが、それでもなるべく苦痛や検査のストレスが伴わないように鎮静剤を用いておこなっています。

鼻からの検査では、この反射が少ないため比較的楽に受けることが可能です。一緒に検査モニタを観ながら医師と会話もできます。しかし、鼻腔が狭い方や鼻の手術を受けたことのある方などは不向きですので、事前にお知らせいただくか、検査前にも簡易方法で確認させていただきます。
ただし、鼻からの検査は治療手技が施行できないため、病状に応じて検査方法を選択させていただくことがあります。

内視鏡説明イラスト

1.上部消化管内視鏡検査の受け方

上部消化管とは、食道、胃、十二指腸を指し、口または鼻からファイバースコープを挿入して粘膜を直接観察します。
検査は、5~10分程度で終わりますが、ポリープ切除などの治療を要する場合は10~20分程度を要することがあります。

(1)検査前の準備について
事前検査:検査を安全におこなうために全身状態の把握や感染症の有無について、採血、尿検査、心電図検査などをおこなう場合があります。

<前処置>
胃内をカラにして検査を受けていただきます。
前処置をスムースにおこなうために以下の注意事項の確認をお願い致します。

●検査前日
夕食は夜9時までに済ませて下さい。それ以降は水分(お茶かお水)のみで、何も食べないようにして下さい。
●検査当日
朝食はとらないで下さい。(お茶、お水、スポーツドリンクはOKです。)
ゆったりした服装でお越し下さい。
服用中の薬は、指示に従って内服または中止して下さい。

(2)検査当日の流れ
前処置の状態や、検査の進行状況により予約時間より遅れることがあります。
あらかじめご了承下さい。

それぞれの検査の流れについては↓をクリックしてください

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(3)検査後の注意点
鎮静剤使用の際には、検査後約1時間はお休みしていただいております。
薬の効き具合によっては、安全のためにさらにお休みいただくことがあります。ご了承下さい。

検査後の食事は、検査終了後から約1時間後に摂取可能です。
ただし、ポリープ切除やピロリ菌検査をされた方は、検査終了後から2時間後に摂取可能です。
検査、治療をおこなった場合、後出血の可能性があります。過度な運動や飲酒、熱いお風呂の入浴、遠方への外出などはお控え下さい。
万一、嘔吐や、腹痛の増悪、下血(赤黒い便)がみられた場合には、速やかに病院まで連絡下さい。状態によっては受診をしていただきます。

2.胃内視鏡(胃カメラ)3割負担の場合の検査費用

初診料・前処置薬剤・採血 2,000円~3,500円
胃内視鏡(検査のみ) 約4,000円
病理細胞検査(追加費用)
個数・部位により異なります
3,000円~8,000円
合計 6,000円~15,500円

検査後にお薬を処方する場合がありますので、約15,000円程度御用意ください。
◆1割負担の方は上記の3分の1程度でお考えください
◆経鼻・経口内視鏡とも上記金額です。

Q&A

1、ピロリ菌検査はしてもらえますか?

上部内視鏡検査中、胃の粘膜を一部採取し、迅速的に検査する事が可能です。
また血液検査などでもおこなえます。

2、車で来院できますか?

口からの検査では、鎮静剤を使用致しますので、自動車、バイク、自転車等、ご自分の運転での来院はお控えください。鼻からの検査の場合は可能です。

下部消化管内視鏡検査

ファイバースコープイラスト
大腸の検査をおこないます。
肛門よりファイバースコープを挿入して、直腸から口側の結腸(小腸の終わりの一部)へと腸の動きとは逆行性に挿入していきます。大腸検査では、苦痛や検査のストレスが伴わないように鎮静剤、鎮痛剤を用いておこなっています。腸管内に空気を入れて膨らませながら挿入するためお腹が張った感じになることがあります。また、腸管の走行形態によって、体位を変えながら検査をすすめていきます。検査時間は患者さんにより異なりますが、およそ15分から30分です。

1.下部消化管内視鏡検査の受け方

大腸内視鏡検査とは、大腸(結腸および直腸)と小腸の一部を観察するために肛門から内視鏡を挿入して観察します。組織の一部を取って調べたり(生検検査)、病巣を内視鏡的に切除したりすることもできます。

(1)検査前の準備について
事前検査:検査を安全におこなうために全身状態の把握や感染症の有無について、採血、尿検査、心電図検査などをおこなう場合があります。

<前処置>
大腸内をカラにして検査を受けていただきます。検査の予約の際に渡します説明書に従って準備をすすめて下さい。
下剤で前処置をおこないます。
・自宅で下剤を服用していただく場合
・検査当日の朝に病院で下剤を服用していただく場合
があります。
前処置をスムースにおこなうために以下の注意事項の確認をお願い致します。

●検査前日
食事内容は、果肉入り食品、繊維類の野菜、こんにゃく、ゴマなどは避けて下さい。
夕食は夜9時までに済ませて下さい。それ以降は水分(お茶かお水)のみで、何も食べないようにして下さい。

●検査当日
朝食はとらないで下さい。(お茶、お水、スポーツドリンクはOKです。)
前処置の状態を確認させていただきます。
検査当日は病院の検査着に着替えていただきます。服用中の薬は、指示に従って内服または中止して下さい。

(2)検査後の注意点
鎮静剤使用の際には、検査後数時間はお休みしていただいております。薬の効き具合によっては、安全のためにさらにお休みいただくことがあります。ご了承下さい。

検査後は、お腹に空気が溜まり張りがあります。しっかり出して下さい。検査後の食事は、検査終了後から約1時間後に摂取可能です。
治療をおこなった場合、後出血の可能性があります。過度な運動や飲酒、熱いお風呂への入浴、遠方への外出などはお控え下さい。
また、切除の状態(大きさや個数など)によっては、入院にて経過を観させていただくことがあります。時間の余裕をもって検査日を決めて下さい。

万一、嘔吐や、腹痛の増悪、下血(赤黒い便)がみられた場合には、
速やかに病院まで連絡下さい。状態によっては受診をしていただきます。

2.大腸内視鏡(大腸カメラ) 3割負担の場合の検査費用

初再診料・前処置薬剤・採血 2,500円~4,000円
大腸内視鏡(検査のみ) 約5,000円
病理細胞検査(追加費用)
個数・部位により異なります
4,000円~13,000円
合計 7,500円~18,000円
大腸ポリープ切除術
(日帰り手術)
16,000円~22,000円
大腸ポリープ切除術
(術前術後など入院を必要とした場合)
50,000円~61,000円
実費は別途請求させていただきます。

◆1割負担の方は上記の3分の1程度でお考えください
◆鎮静剤の使用などにより若干異なります。
◆状況により異なる場合がございます。ご不明な点がございましたらご相談ください

Q&A

1、大腸内視鏡検査の前に行う前処置はどのような方法ですか?

当日、検査4時間前より1リットルから2リットルの腸管洗浄液を服用していただきます。量が多いですが、これにより腸内がきれいになり、観察しやすい状態になります。大腸の腸管洗浄液の服用が難しい方は他の方法もありますので、ご相談ください。

2、ポリープ切除は日帰りでできますか?

病状に問題がなければ、しっかりお休みしていただいた後にご帰宅していただけます。しかし、ポリープの数や大きさによっては、術後出血等の経過を観るために入院して頂くことがあります。

3、大腸カメラはつらいですか?

ほとんどの患者さまは、苦痛も少なくスムースに検査を終えられます。
しかし、患者さまによっては、腸の癒着などのために痛みが強い方もいらっしゃいますが、当院では鎮静剤を使って半分寝た状態で検査を受けて頂けます。