オープン型MRI

このたび当院では、最新のオープン型MRIを導入し9月30日より撮影開始となりました。 今回の導入により、さまざまな部位や疾患の検査において、今までより短時間で、幅広い診断情報 を提供できるようになりました。 画像処理速度が大幅に向上し、今まで以上にスムーズに検査を進めることもできます。また、解放感 に優れたオープン型MRIは閉塞感からくる患者様の苦痛を大幅に軽減します。 MRI検査に関する事は、医師や職員にお気軽にお問い合わせください。

MRIの改新工事に一カ月半ほど時間がかかり、工事期間中は大変ご不便をお掛けしました。 当院ではスタッフが一丸となってチーム医療を実践し、患者様へより高いサービスの向上がなされるよう 努力を続けてまいります。

オープン型MRI

最新オープン型MRIの3つの特徴

特徴1:開放的な検査空間

オープンMRIは広く開放した環境で検査が受けられるので、狭いところが苦手な方や小児やお年寄りなどMRI検査が苦手な方にも配慮しています。

特徴2:検査時間短縮

短時間で検査が出来るようになりました。
その為、今までと同じ検査時間のうちに、様々な画像が得られます。

特徴3:画像速度向上

従来型MRIと比較し、より高画質なMRI画像を撮影することが可能となり、スムーズに検査を進めることができます。

MRI特有の検査時の騒音も小さくなっています。X線は使用していないので被爆の心配はありません。

MRI オープンデザインのメリット

  • 全周320°C。トンネル型MRIには無い開放性があります。患者様のすぐ横できめ細かいケアが可能となり、患者様は安心して検査を受けることができます。トンネル型MRIとは違った環境での撮影が可能となりました。
  • 左右150mmの横移動が可能です。肩や膝の撮影の際に患者様に難しい体位をお願いすることはありません。
  • 高齢の患者様、小さいお子様の乗り降りが簡単に出来るように低い位置までテーブルを下げることが可能です。また、上下・左右・前後動が全て電動です。

オープン型MRI

整形外科領域におけるMRIの有用性

整形外科領域で、MRIが診断に有用である疾患は、頚椎・胸椎・腰椎のヘルニア、脊髄腫瘍、骨軟部腫瘍、骨壊死、関節の靭帯損傷、半月板損傷などがあります。下の画像のように、レントゲンでは描出されない椎間板の突出による脊柱管の狭小化を確認でき、脊柱管狭窄症の診断を確定したり、レントゲンでは描出できない骨壊死を確認でき原因不明の膝関節痛を解明できたりします。
レントゲンやCTで確定診断がつかない場合は、軟部組織の描出に優れたMRIにて精査することをお勧めします。
整形外科領域におけるMRIの有用性

MRIの実力(MRCP検査とは)

MRIの実力(MRCP検査とは)
MRCPとは、今回導入したMRI装置を用いて胆嚢や胆管、膵管を同時に抽出する検査です。肝臓腫瘍や胆嚢結石・総胆管結石、膵臓の嚢胞性腫瘍の検出に優れています。
以前より行われている、同様な所見を得るための内視鏡を用いた検査(ERCP)より苦痛や合併症も少なく、比較的短時間で非侵襲的に行えます。

例えば、胆嚢結石症は胆嚢を摘出する手術ですが、小さい結石は胆嚢内より排石され、総胆管内に落ちてしまうことがあります。術前検査で結石の性状や胆管の状態を知ることで、術式が変わってきます。遺残結石を無くし、患者様に負担が掛からないように治療を進めていくことが重要と考えています。

MRCP検査の利点

1、非侵襲的検査(造影剤を必要としません)。
2、炎症期や術後状態でも検査は可能です。
3、閉塞性病変でも、閉塞部の中枢側、末梢側のどちらの情報も描出できます。
4、多面的な画像解析ができます。