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私の故郷は長崎県の島原半島です
酷暑が続いています。
7月に両親のお墓参りのため帰省しました。
私の故郷は長崎県の島原半島です。
生まれは島原市ですが、7歳の時雲仙市に引っ越しました。
実家は有明海から徒歩で10分、途中には高い建物もなく、点在する民家と田畑の長閑な風景が広がり、海風が心地良いです。
料理上手な弟夫婦が庭の梅(生前母が植えていた梅の木に今年はたくさん実がつきました)で作った梅干しと梅酒、釣り好きの姪旦那が釣った30センチ超えの鯵と50センチの鯛のお造りに感激でした。
島原市(先祖)と雲仙市(両親と姉)のお墓参りを済ませ、2泊3日でしたがのんびり過ごせました。
雲仙岳の麓にある島原市と雲仙市はいたるところに湧き水が湧いています。
古くからあった溶岩泉に加え、寛政4年(1792)島原大変による雲仙岳噴火と眉山崩壊の地殻変動によってできた湧水群は、島原市内だけでも70を超える湧水地があり、その湧水量は一日に20万tともいわれています。島原市は城下町で市街地のいたるところに水路があり、鯉が泳ぐ街として有名です。
また湧き水を利用した甘味処が30か所程もあります。
水と米粉を捏ねて1センチほどに小さく丸め(白玉団子)、茹でて湧き水にさらした『かんざらし』が有名です。
『寒晒し』ともいい、江戸時代、年貢を納めた後のくず米を冬の寒い日に粉にして作られたとされ、当時はささやかなおもてなしの冷菓でした。
ガラスの容器に入った、湧き水と砂糖とはちみつで食べる『かんざらし』は素朴な味ですが、私にとってはふるさとの味です。
毎年、両親の命日月の7月に帰省しますが、最近は実家から車で15分ほどの『銀水』というお店によくお邪魔しています。
大正4年(1915)創業の『銀水』は、元祖『かんざらし』の店として地元で親しまれましたが、後継者不在のため平成10年(1998)惜しまれつつ閉店しました。
平成28年(2016)島原市が建物を取得し、文部科学大臣による登録有形文化財の指定を受け、再び『銀水』として復活開店しました。
大正初期建造の家屋は健在で、お店の入り口にも、お店の中にも浜の川湧水(日本名水百選)の湧き水が溢れていて、夏の暑さを忘れる程です。
最近は、SNSやテレビで『かんざらし』の名店と紹介され、有名人の写真や色紙も飾ってありました。
気さくな店主さんは農家もされているので、先日は無料できゅうりを10本頂きました。コンテナいっぱいの新鮮なきゅうりにビックリでした。
雲仙市内にある雲仙温泉は、実家から車で30分です。
子供の頃は、夏休みや雨の日曜日に弟妹、従姉妹たちとよく遊びに行きました。
農家の親戚が多いので、雨の日や田植え、稲刈り後の慰労を兼ねての日帰り温泉は、大人にとっても娯楽の少なかった時代の楽しみでした。
老舗ホテルのほかに星野リゾートなど新しいホテルも立ち並び、インバウンド観光の外国人も増えて今も賑わっています。
無料の足湯や今でも200円で入れる温泉(共同浴場)が数カ所あります。日帰り温泉は1000円以下で利用出来るホテルもあるので、帰省するときは必ず利用します。
長崎といえば、ハウステンボスや中華街、オランダ坂、NHKの朝ドラ『舞いあがれ!』の舞台となった五島市福江島(ロケ地巡りはインスタスポットがいっぱいです)、九十九島、軍艦島、日本三大夜景の函館山(函館市)、摩耶山(神戸市)と並ぶ稲佐山(長崎市)が有名ですが、島原半島は源泉かけ流しの雲仙温泉、小浜温泉、島原温泉や島原城武家屋敷、南島原のイルカウォッチング、島原の乱で有名な原城跡があります。
島原の乱は歴史の教科書でご存じの方も多いと思いますが、1637年(寛永14年)当時の島原藩主の厳しい年貢の取り立てやキリシタンの弾圧に端を発した百姓、漁民、キリスト教徒を中心とした大規模な一揆のことです。
天草四郎時貞(益田四郎時貞 当時16歳 天草の豪族の嫡子 江戸時代初期のキリシタン 洗礼名はフランシスコ)を総大将として、島原と対岸の天草(熊本県)地域で発生した武力闘争は、江戸幕府の圧倒的な軍事力により約3か月で鎮圧されますが、約3万7000人の一揆軍が集結し籠城したのが原城跡です。
元々、島原藩主は長崎奉行の後見役(貿易の監視)、九州の外様大名の目付けを務めるなど重責を担っていました。
島原の乱以降、島原と天草は幕府直轄領と成りますが、熾烈な拷問、処刑により島原半島と天草地域の人口が減少したため、近隣諸国より移住者を募りました。復興には約30年を要したそうです。
余談ですが、実家のお寺の台帳によると私の祖先は三河国(愛知県)からの移住者だったようです。
(父の代までは農家でした)
明治維新以降、長崎の居留地に住む外国人の避暑地として栄えた雲仙温泉には、神戸に次ぐ日本で2番目に作られた雲仙ゴルフ場(1912年開場)もあります。
現存するパブリックコースとしては日本で一番古いコースですが、美しく手入れされているので近隣県からの利用者も多いです。
島原半島にはあと2つゴルフ場があり、田舎ですが意外とゴルフ人口は多いそうです。農家の従兄弟も時々利用します。
有明海の新鮮な魚介類と希少な雲仙牛の料理も絶品です。
私はいつもレンタカーを利用しますが、長崎空港から雲仙温泉まではシャトルバスで1時間30分です。
長崎旅行の際は、是非島原半島まで足をのばしてみては如何でしょうか?
そうな、よかところよ〜 いっぺん行ってみんね〜。
方言訳 : すごく、良いところよ~ 一度行ってみてね〜。
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